カルカッタコンクエストBFS HGも発売になり、BFSリールをタイラバに使用される方もこれから増えて来る事でしょう。
利点やそのブレーキセッティングについては、
こちらの記事を是非ご覧ください。
今回は…そう…
疑問をお持ちの方もおられると思うのです。
タイラバ用の普通のリールでは駄目なのか?
折角、BFSって、回転の良いリールなのに、わざわざブレーキを掛けるのは何故?
と言う疑問。
まず、別に普通のタイラバ用リールでも問題はありません。
ただ最新のアルデバランBFSやコンクエストBFSは優秀で更に優れた点があります。
そして、きっとダイワのリールにも同じ様に使えるリールがあるはずです。
まず、例えば炎月などのリールの場合、
レベルワインダー連動の為のギアが入っていたり、深溝で下巻きをしている重さで、ある程度最初からブレーキが掛かった状態です。
なので、80g、100g、120gぐらいの重さを使う上では、適度なブレーキ具合で快適に使えていると思います。
なので、全く問題無く。全然O.K.
ノーブレーキなのにキャストも出来るのは、最初からブレーキ的なものが働いているからです。
ただ、それ以下の軽いオモリになった時に、
時としてブレーキ掛かりすぎな現象が起きます。
それが底取りのボケに繋がります。
逆に、BFSリールでブレーキを調整した状態を基準にしていると、状況に応じてブレーキを弛めて回転をさらに解放する事が出来ます。
具体的には30g、45gクラスの重さを使う時や、ラインが斜めに払い出す状況(ドテラ)などでは、ブレーキを弛めることでベストな状態に持っていく事が出来ます。
次に、適度にブレーキを掛けるのが何故良いのか?ですが、
糸がスプールから膨らまず美しく放出される状態にする事で、底取りの変化がより明確にわかる様になるからです。
例えば、ラインがスプールに綺麗に平行に巻かれていないだけで、底取りは著しく悪くなります。
オシアコンクエストよりもソルティガICに乗り換える方が多くあらわれたのは、この性能に優れているのが大きな要因だと感じています。
美しくラインが出ていきます。
糸の放出が一定でなくなると、
フワフワと浮きながらスプールから糸が放出され、底がボヤける現象が起こるからです。
BFSリールにおいて、
それを制御するのがマグネットブレーキです。
フォールレバーやメカニカルブレーキでも、同じような事が出来ますが、マグネットブレーキの方がスプールの回転を軽く保ったままの微調整が可能です。
少しブレーキを掛けてでも美しく放出される状態の方が快適です。
そこが結構重要だと思っています。
いずれ、更にリールの性能が上がり、
ノーブレーキでも綺麗に回るスプールが出来たら、更に快適になるでしょうね。
現状は、軽量で下巻き不要の小口径&浅溝スプールと、このマグネットブレーキのバランスが秀逸で、
私自身、釣りに劇的な変化を得られたので皆様にご紹介させて頂いている次第です。
なお、同じような仕様のリールでもメタニウムシャローエディションなど、遠心ブレーキでかつ、スプールがナイロンやフロロカーボンのキャスト時の放出用にV字にデザインされたリールだと、フォール時のライン放出に乱れが起きて快適に使用する事が出来ませんでした。
参考になりましたら幸いです。