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9月19日(木) 予定通り出船します。

釣り

波動って何?を考える

タイラバにおいて、特にネクタイにおいて

波動というのは考慮すべき事ではありません!

いきなり結論ww

ただ、よく耳にする言葉ではあります。

きっとアピールの大小を表現したいのだと私は思いますし、大体それで言いたいことも伝わります。

それで伝われば良し。

ただ今回はあまり深く考え過ぎず、振り回されず

皆さんが沼にハマってしまわないように

記事に残します。

しかし、いったいどこから広がったのでしょ!?

ルアーの波動

ブラックバスにおけるクランクベイトなんかが分かり易いのではないでしょうか?

ウォーターディスプレイスメントと呼ばれるもので、

濁った水の中で、木の陰に隠れるバスの”すぐ横”をルアーが通った時に、ルアーが水を動かす水流が魚にルアーの存在を知らせるきっかけにならないだろうか?

と言うものです。

しかし本来これは、ほんの狭い範囲での話です。

ウォーターディスプレイスメントの真偽

流れのない止水域で、

魚のすぐ横を通るルアーの水の動きで、

魚が気がついてくれたら良いな

と言う程度のもので、

ブラックバスにおいても

水槽で飼育されている魚がルアーにどう反応するのか、私も過去日常的に横から観察してきましたが、

波動で魚がよってきたり、波動で魚がルアーに気づいたり、なんて場面を私は見た事がありません。

強波動!などと言われるザリガニ型のワーム。ですが…

目で観察してからパクっと行くシーンしか見た事がありません。

これまで見てきた中で、波動?なるもので魚が寄ってくる事など万に一つもありませんでした。

アメリカのバスプロの解説において、ジャークベイトの強波動が…と言うのは聞いた事がありません。

しかし、日本の商品説明になると、強い波動で魚を呼び集める…などと、書いてあったりしますww

要するに日本では釣り人を釣る手段として有効な言葉なのです。強波動ww

業界でなんとも都合良く使われてきた言葉。

私も反省しています。パッケージに書くと良さそうなな言葉NO.1!? それぐらい濫用されている言葉

それが、強波動!

なんか、強そうで良い響きじゃないですか?

波動ってww

そう言えば、ストⅡ よく遊んだなぁ

※加筆

別にメーカーやメディアやアングラーが、嘘を記載している訳では無くて、間違ったイメージが至るところで浸透してしまっているのでは無いだろうか?と思うのです。

私自身、大きなアピール力と近い言葉で、強波動となんとなく思って安易に使っていた事もありました。

タイラバにおける波動

日本のルアーは複雑な構造やギミックを取り入れる中で、水流にも着目し、波動的な考えも取り入れられて来ましたが、

実際、優れたルアービルダーによる作品は、波動うんぬんと言う事よりも、キレのあるアクションであったり、安定性であったり、もっと他の点に着目して作られています。私はそう学びました。

と言う訳で、タイラバにおいても波動を考える必要性はありません。

あった(過去)とすれば、それはヘッドの抵抗です。

元々、ストレートネクタイが多く使われていた頃

ヘッドが水を受けて後方に出来る水流の乱れで、

ネクタイの暴れ方が異なりました。

なので、ストレートネクタイはヘッドにより生じる水流=波動により動くものでした。

そう言う意味では、ヘッドから生まれる波動の強弱によるネクタイアクションの強弱はありました。

しかし、今はどうでしょう?

全部カーリーネクタイじゃありません?

結局のところヘッドもタングステンで、波動の小さいものでやってません?

波動を気にするなら、ヘッドを気にすべきでしょう。

そして、

強波動なら、ビッグ鉛ヘッドでしょう?

でも、明石海峡では使いませんよねー。

それが波動に対する答えだと思います。

カーリーネクタイの波動

これもゼロだとは、言いませんが、

シリコンシートが水を受け流して動いているだけなので、それ程大きな力が得られるとも思いません。

あれは波動を出しているのでは無く、引っ張られてなびいているだけです。

ヘッドから起こる水流でバタバタと暴れ方が変わってしまうストレートネクタイよりも、少し抵抗を受けて安定して大きく動くカーリーネクタイの方が理にかなっている。と言う事。

ネクタイのサイズによって巻き抵抗が異なるとは思いますが、リールの巻く力は繊細なので、非常に微細な変化を人は感じています。

しかし、それで魚を寄せている訳ではないのです。

結論 見た目

アピールの大小 気づいてもらえるか? 嫌がられないか? の基準は大きさの大小で良いのでは無いでしょうか?

使い易いか、使い難いか? それぐらいの判断が良いのでは無いでしょうか?

デカいネクタイは、深い場所でも見つけてもらいやすい。

細いネクタイは、浅い場所でも嫌がられにくい。

真鯛って、あんなに大きな目がある訳ですから

まず目で見るでしょう。でなければ目があんなに発達する必要も無いでしょう。

人間の目とは違い魚眼なのですから、その性能も違うでしょう。

現象をシンプルに捉え、正しく理解する事が、

釣りを正しい方向へと導いてくれると信じます。

妄想で溢れた難解な世界だと、後世まで残っていけないのでは無いかと不安になってしまいます。

さて、皆さんは何を信じるでしょう?

波動拳。やっぱり好きですか?

つづく

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