リールの番手をどう選ぶ?
皆さんはスピニングリールをどのように選ばれていますか?
多くの方は、シマノ社であれば3000MHG
ダイワ社であれば、PC3000と答える方が多いでしょう。
私もそうでした。
そのまま使用するならば、正解だと思います。
しかし
ハンドル長をカスタムすると…
最近ではスピニングリールにおいても、
ロングハンドルにカスタムが可能になっています。
そして、例えばライトアーム70に揃えたとすると…
3000MHGよりも
C2000HGSの方が巻きが楽になる…!?
と言う驚きの事実があります。
ハンドルの長さを揃えると、
なんと小さいリールの方が巻きが軽いです。
理屈は以下の通り
スプール系が小さく、かつ最大巻き取り長さが短いリールの方が巻きのトルクは軽くなる。
そして、小径スプールの方が、糸を放出した時の減りが大きいので、更に巻きが軽くなる。
と言う事です。
ちなみに、0.6号を使用する時よりも、
0.8号を使用した方が巻きが軽くなります。
スプールの糸の目減りが大きいからです。
これはベイトリールも同じです。
小型スピニングの注意点
ただし、注意しなければならない点があります。
それはローターからアームにかけての剛性です。
2000番クラスのリールはベイルアーム周辺の強度に劣ります。
なので、一定の負荷を超えるとベイルアームの付近がたわみ始めます。
こうなるとリールが巻きにくい、と言う現象が起きます。
ファイト中に巻きがカクカクなる感じです。(実際はロッドのガイドとPEラインの干渉により発生する巻きのガタ付きの方が大きいので、リールに悪さがある訳ではないです)
これは軽量リールであるヴァンキッシュのC2000クラスとステラの比較で確認しています。
ヴァンキッシュよりも、ステラやツインパワーの方がこの現象は起き辛く快適です。
おそらく、ダイワ社のリールでも
エアリティよりもイグジストやセルテートの方がこの点においては快適でしょう。
ただ、この点を理解してドラグを設定したり、
ポンピングを上手に使えば、不都合はありません。
C2000でハチマルも楽々です♪
小型スピニングの利点
スプールが小さい分、ラインの放出が細かくなりますので、着底を取りやすくなります。
そして、巻き重りを軽減できます。(ただしパワーハンドルに変える事)
タイラバのスピニングロッドも最近はガイドが小さくなってきているので、小型スピニングリールの方が滑らかに巻く事ができます。
ガイドに掛かる抵抗もリールによって変わりますから。
また小型リールはドラグの最大値が小さいので、滑らかなドラグセッティングがやり易くなります。
ライトラインでドラグに頼るタイラバには、小型リールの方がドラグの調整は適していると思います。
以上、と言う訳で
大型のスピニングでドラグをゆるゆるで使うくらいならば、小型スピニングに買い換える事をオススメしますww
逆に大型リールを使用する利点は、ドラグを1kg近く〜それ以上にセッティングしてパワフルに使う時の剛性感にあります。PE0.8号が境目で、PE1号なら完全に大型番手でしょう。
ラインの巻量も考慮するなら、概ね
PE0.6号 2000クラス
PE0.8号 2500クラス
PE1.0号 3000クラス と言ったところ。
小型パワフルならツインパワーかセルテート
番手を上げるならヴァンキッシュかエアリティ
迷うなら思い切って、
ステラかイグジストw
是非、リール選びの参考になさってください👍
最後にもう一度、これはあくまで
ロングハンドルにカスタムした場合のお話ですので、ご注意を
ちなみに私の場合は、ノーマルギアで65mm、ハイギアで70mmです。