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9月8日(日) 午前便予定通り出船します。

釣り

ロッドの役割って?

さて表題にある通り、皆さんはロッドにどんな性能を求めるでしょう?

きっと色々ご意見があると思います。

が、

今回はロッドの主な役割について改めて知って頂きたいと思います。

掛かる、バレるはロッドでは無い!

タイラバにおいて重要な要素である針掛かりと、

バレない事。

ロッドで気にされる方が多いように思いますが、

ロッドよりも、針とリールのドラグ

そして、何よりもご自身の腕が重要であり、

そこで8割、9割。ほぼ決まります。

実際どんなに硬い竿を使おうが釣る方は釣りますし、

どんなに柔らかい竿を使おうがバレる方はいくらでもバレます。

弾く?掛かる?

全部がとは言いませんし、ロッドに助けられる事もありますが、

多くの場合、それはロッドの性能云々ではありません。

魚を寄せる??

ロッドのパワーで魚を寄せる…なんとなくイメージつくと思いますが、これも正しくありません。

確かに魚を寄せる為に使ってはいるのですが、

そもそも、ロッドからそんなに強い力は生まれ無いのです。

底で掛かった石、実際の何倍も重く感じませんか?

小さくてもよく走るサバ。強烈な引きに感じませんか?

根掛かりってロッドを曲げるとなかなか切れませんよね?

棒のように硬い竿の方がパワーがある? それは否!

突っ張ると余計に手に負荷が掛かりしんどいはず。

ロッドの本来の性能とは

では、ロッドっていったい何で使うのか?

キャストをする釣りにおいては、キャストの性能であったり、ルアーの操作性がロッドに求められると思います。

しかし、タイラバにおいて重視すべきはもっと根本的な事だと考えます。

特別な目的があってデザインされている場合をのぞいては、

1.魚の引きを吸収して糸を切れないようにする事。

2.魚の引きを増幅して楽しませてくれる事。

この2点が重要になると思います。

それに付け加えるならば、

底取りの良さなどの快適さでしょう。

タイラバとは逸れますが、

延べ竿を想像してください。

そこに魚が掛かります。

根元からブチ曲げて強烈な引きに振り回されます。

しかし、竿を曲げるのをやめ

糸を手で掴んで真っ直ぐ引っぱると…

不思議とスイスイ上がりますww

そう、ロッドとはそういうものなのです。

ドキドキ、ワクワクを増幅してくれているのです。

正しいロッドの性能

これまでの話を整理すると、

ロッドは曲げた方が魚の走りを吸収してくれます。

糸の切れも防いでくれます。

なので、安全にファイトしたいなら竿をしっかりと曲げるべきです。

焦らず魚の引きを確かめながらゆっくりと楽しめば大丈夫です。

それでもカバーしきれない部分をリールのドラグが補助してくれています。

ドラグの存在で難解に

ロッドの役割は先に述べた通りですが、

皆さんの実際のイメージと少しずれると思います。

その原因はリールのドラグにあります。

先の説明だと、

真っ直ぐ糸を引く事で”最も力が掛かる”はず…

なのですが、

ドラグが滑ると、なんと

竿を曲げた時よりも、

真っ直ぐ引っ張った時の方が “力が弱く” なります。

これがドラグマジックです。(ガイドの抵抗など様々な事が影響します。)

そして、ドラグを弱くした場合、

針を刺す力も当然弱くなります。

なので、針が刺さっていない状態でロッドを曲げようとした時に、ポロリと外れるのです。

更になんと!!

ジー!と勢いよく滑らせれば滑らせる程に、

ドラグの力は弱まります。(詳しくは省きますが1kgのドラグ設定でも激しく滑らせると200g、300gの力で糸が出る場合があります。高校物理の教科書参照ww)

針が刺さらない。

そうなると、怖くてロッドが曲げられなくなります。

ロッドが曲げられないので魚の引きを吸収できません。

あれ?何やってるんだろう?

魚を釣りたいんだか?釣りたく無いんだか?

楽しみたいんだか?苦しみたいんだか?

あれ? あれ!?

そうなるのです。

ドラグが緩く、ハンドル焦って巻き過ぎな方に多い症状です。

上手なやり取り

もちろん、竿を曲げるほどの重さが無い小型の魚、

具体的には40cm以下の真鯛に対しては、

無理に竿を曲げに行く必要はありません。

穂先のしなりと、

ゆるめたドラグでいなすのが安全です。

要するにティップ〜ベリーのしなりだけでじゅうぶんな状態なのです。

小魚釣り程、テクニックとしてそういう方法を使用するものです。

しかし、それ以上の大鯛や、よく走る青物を相手にした時にそれでは通用しません。

ケースバイケースでロッドの使い方を変える事ができるか? ここが重要なポイントです!

試しに、もし

サバが掛かることがあれば、是非お試しください。

走り回って怖いかもしれませんが、ドラグをロックすると、いとも簡単にあがります。

ハンドルをグリグリ巻かずに、ロッドを持ち上げた分を巻き取れば楽にあがります。

ドラグをロックして、サバやハマチでラインブレイクする場合、問題は結びにあると思いますw

魚とのやり取りを楽しむために

極論、ロッドは何を使おうが魚は釣れます。

しかし、自在に扱える快適さと、様々なやり取りに対応出来る事こそが性能の高さに繋がります。

しくみを知って、釣りを楽しみましょう!

何枚釣ったとか、何年やってる、という事よりも

上手に魚とのファイトを楽しめるか否か、

上手に勝負をかけれられるか?

そこが釣り人としてのレベルの高さにあらわれ易い所だと思います。

SWITCH STICK(スイッチスティック)とは

今回のblogは、スイッチスティックについてご質問を頂く事が多いので書かせていただきました。

そう本来のロッドの性能を正しく発揮する為に、デザインされたロッドこそがSWITCH STICKなのです。

多くのタイラバロッドはバットまでのしなりを考慮してデザインされていないように思います。あるいは、ユーザーの多くがそこまで使えていないように思います。

胴がしなやかでないロッド、あるいは、すぐに曲がり切ってギブアップ状態になるロッド。お使いではありませんか?

しかし、きちんとメーカーの担当者、そしてロッド開発に携る私も、

ロッドを絞り込んだ時の性能を意識してロッドを作っています。

それは、実際に横で見てきていますし、自分でやっているのでわかります。

スイッチスティックに関して言えば、間違いだらけのタイラバを徹底的に正す意気込みで作りました。

ロッドを曲げた時の安心感。

ロッドを持ち上げ易い様に、そして握り易い様に、リアグリップ、リールシート、フォアグリップも選択しています。

スイッチスティックのリアグリップが短いのは、脇で抱える事を意識し過ぎて、腕が大きく動かせなくなる事を防ぐ為です。( 脇から二の腕にリアグリップをあてる事で、肩から大きくロッドを使う事が出来ます。)

リールシートのトリガーが小さいのは、長時間パーミングをしても疲れない為です。

フォアグリップまでがコルクで、かつ窪んでデザインしてあるのは、遊びがちな人差し指も竿を支えるように使う為です。

どのロッドを使っても、魚は釣れますが

どうせなら自然と美しいやり取りが身につくロッドを使った方が楽しく無いでしょうか?

もちろん、糸が船の下に入っていったり、払い出したり、状況に応じた対応はそれぞれありますが、

焦らなければ大丈夫。

シンプルに釣りの楽しむべき部分をもっと正しく知って頂きたい。

それがスイッチスティックのコンセプトでもあり、

ビンビンスイッチシリーズ全体で表現したい事なのです。

是非、ワンランク上のアングラーになる為に、ロッドはバットまで絞り込んでみてください。

驚くほどに!違いがお分かり頂けると思います。

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